【出演】
ジャン・ミッシェル・ベルテッリ(Cl) 津留崎直紀(Vc) 秦はるひ(Pf)
【演目】
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ベートーヴェン クラリネット三重奏曲 変ロ長調 作品11
L.V. Beethoven Trio pour clarinette, violoncelle et piano en si bemol maj. Op. 11
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F.プーランク クラリネットソナタ
F. Poulenc Sonate pour clarinette et piano
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G.フォーレ チェロソナタ第2番 ト短調 作品117
G. Faure Sonate pour violoncelle et piano en sol min.Op.117
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J.ブラームス クラリネット三重奏曲 イ短調 作品114
J. Brahams Trio pour clarinette, violoncelle et piano en la min. Op.114
日時:2015年8月13日(木)
18:30開場 19:00開演
場所:ルーテル市ヶ谷ホール (JR市ヶ谷駅) 新宿区市ヶ谷砂町1-1 地図
入場料:全席自由 5000円、学生3000円
※当日券販売予定:あり◎ 当日券販売開始時刻18:00~
チケット・お問い合わせ:株式会社葦束(あしたば)
チケット専用電話:080-3258-5665
TEL:03-3455-5504 FAX:03-3455-5514 E-mail:ticket@asitaba.co.jp
Notes from the player
ジャンミッシェルとは昨年に続き今年も日本で共演できる幸運に恵まれた。
今回はチェロとクラリネットトリオの王道とも呼べるベートーヴェンとブラームスの
トリオをプログラミングできた事は本当に嬉しい事だ。
彼の並外れたアンサンブル感覚の鋭さ、リアルタイムで会話して来る音楽的センスは、
多くの共演者から賞賛されているが、リヨン歌劇場でも数多くの指揮者から信頼を勝ち得ている。
秦さんは今年の3月に東京とパリでチェロとピアノの為の日本現代作品を中心に
コンサートを行ったばかりだ。
秦さんはこの他にももちろん国内外で数々の共演者と多彩な活動をされている。
ベートーヴェンのトリオは若き日のベートーヴェンの溌剌な姿が目に浮かぶような
朗らかな音楽であるが、第2楽章は心が洗われるようなチェロの叙情に満ちた
ベートーヴェン円熟期の音楽を彷彿とさせる珠玉の名品である。
それとは対照的にブラームスのトリオは最晩年のブラームスが渾身の力を振り絞って
作曲した「白鳥の歌」とも言える名曲である。
チェロの独奏で始まる諦念に満ちた楽想が支配する第1楽章とは対照的に、
第2楽章のシューベルト的な慰めに満ちた歌や、第3楽章のチロルの村人の陽気な
レントラーが暗い影の背後から明るい光を投げかける。
この他、ジャンミッシェルと秦さんがフランス風エスプリに富んだ
プーランクのクラリネットソナタ、津留崎がフォーレのチェロソナタを演奏する。
フランス物を得意とする秦さんのピアノでこの2曲もお聞き逃し無く。
津留崎直紀公式サイト
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